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【太陽光技術】効率80% IBMが開発 太陽光発電 [テクノロジー]

チューリッヒにあるIBM研究所は4月22日(現地時間)、IBM社のスーパーコンピューター技術を応用した冷却システムにより、集光型太陽光発電の全体的な効率を劇的に向上させることに成功したと発表した。
今、日本でも太陽光発電による売電がブームになっている中、どんな太陽光発電なのか?

同研究所に設置されたシステムは「HCPVT(High Concentration Photovoltaic Thermal)」と呼ばれ、入射する太陽光をパラボラ反射鏡で集めて太陽電池に集中させている。反射鏡は追跡システムを使って太陽の動きを追い、太陽光を2,000倍にして高効率のトリプルジャンクション太陽電池が搭載されたセンサーに集中させるんだそうだ。

なるほど、パラボラ構造で光を集めて光を集めるようにしているわけである。それに加えて太陽の方向に向くよう機能を加えられているヒマワリのような太陽光発電みたいだ。

その効率はと言うと
1平方センチメートルの太陽電池チップ1枚で日中に平均200~250Wの電力が生成され、これは入射した太陽光のうち最大30% を利用していることになる。そして残りの70%のエネルギーは通常、熱として失われる。しかしIBM研究所の技術では、水を使ってその熱の多くを再利用することにより、システム全体の熱損失を、入射エネルギー全体の約20%まで減らせるようになったという。

どうやらパネルで発生する熱を水で冷却して、そこで発生した熱エネルギーを利用するようだ。

試算によれば、サハラ砂漠の2%をこのHCPVTシステムで覆い尽くせば、世界の電力需要を満たすことができるという(送電の問題は別の話だが)。もちろん、このシステムは砂漠に限らず、世界のどの場所でも使える。熱を利用できるため、応用例が広いという。

もし、この技術が家の屋根につけば、環境、コストにいい影響が与えられることだろう。
あとは、家に充電用の蓄電池があれば、将来 環境を汚染するような発電所がいらなくなる日も近くないのかもしれない。





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